コンサート

今年も楽しみにしていた草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルへ行って来ました。
今年、新たに音楽監督に就任された西村朗氏のクラリネット五重奏曲(世界初演)がメインでカール・ライスターのリサイタルでした。
プログラムは次のとおりです。
 
R.シューマン : 幻想小曲集 作品73
クラリネットカール・ライスター
ピアノ : フェレンツ・ボーグナー
 
R.シューマン : クララ・ヴィークの主題による10の即興曲 作品5/アレグロ短調 作品8
ピアノ : フェレンツ・ボーグナー
 
F.ショパン : 華麗なるワルツ イ短調 作品34-2/同ヘ長調 作品34-3/ワルツ第5番 変イ長調 作品42
ピアノ : フェレンツ・ボーグナー
 
F.シューベルト : アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
チェロ : タマーシュ・ヴァルガ
ピアノ : フェレンツ・ボーグナー
 
西村 朗 : クラリネット五重奏曲「第一のバルド」 (世界初演
クラリネットカール・ライスター
クァルテット・アルモニコ(ヴァイオリン:菅谷早葉、ヴァイオリン:生田絵美、ヴィオラ:阪本奈津子、チェロ:富田牧子)
 
R.シューマン : 「夜に」〜「スペイン歌曲集」 作品74より第4番
クラリネットカール・ライスター
ピアノ : フェレンツ・ボーグナー
チェロ : タマーシュ・ヴァルガ
 
全て初めて聞く曲でした。
カール・ライスターモーツアルトクラリネット協奏曲で初めて聞いてから何度か聞きましたが素晴らしいです。
フェレンツ・ボーグナーはベテランの卓越した演奏を聞かせてくれました。ピアノはベーゼンドルファーが使われていますが綺麗な音が出ていました。私には分かりませんが演奏だけでなく調律、環境などが良かったのでしょうか。
タマーシュ・ヴァルガのアルペッジョーネ・ソナタは実に美しい音でした。
クラリネット五重奏曲は世界初演であるため開演前に西村氏自身の解説がありました。重いテーマで作られた曲で大変難しい曲だそうでライスターの意見が反映されているとのことでした。シューベルト国際コンクール優勝のクァルテット・アルモニコの若い女演奏家が好演しライスターとのアンサンブルは見事でした。沢山の拍手が贈られ西村氏もステージに上がり初演は大成功でカーテンコールが続きました。
この日のプログラムを選んだのは大正解でした。